夜更けまで騒いでは

たわいもない時間

夜更けまで騒いでは、誰かが笑い、誰かが欠伸をした。テーブルには冷めたコーヒーと、食べかけのケーキ。窓の向こうを終電が走り抜ける。君は昔の恋の話を始めたけれど、途中で何を話していたか忘れてしまった。僕らはまた笑った。帰り際、君が「こんな時間がいいね」と呟いた。そう、何も起こらなかった夜が、いつまでも胸に残る。

おじさんおばさん、ありがとう

夜更けまで騒いでは、近所のおじさんに叱られた。おばさんは呆れ顔で、焼きたてのパンを差し入れてくれた。「若いっていいねえ」なんて言いながら、いつの間にか一緒に歌っている。帰り道、商店街の灯りがひとつずつ消えていく。あの頃は気づかなかったけれど、僕らのたわいもない時間を、あの人たちはそっと見守ってくれていたんだ。ありがとう。

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