銀河鉄道のように

サーカス広場

夕暮れの広場に、古いサーカスの楽団がやってきた。君は赤い風船を手に、ブランコ乗りの少女を見上げている。僕はベンチに腰掛け、ピアノの音に耳を澄ませた。遠くで汽笛が鳴った。銀河鉄道が、今夜も星のあいだを走っているのだろう。君が振り向いて笑った。その瞬間、広場の灯りがひとつずつ星になった。

飛びたい飛べない

屋上に出ると、初夏の風がシャツの裾を揺らした。君は両手を広げ、「ねえ、飛べるかな」と笑った。僕も真似をしてみたけれど、足はコンクリートに張りついたまま。遠くの空を、銀河鉄道のような雲が流れていく。いつかあの列車に乗って、知らない星まで行こう。君はそう言って、僕の手を取った。飛べない僕らにも、旅立つための切符はあるらしい。

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さよならファンタジア

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